語用論5

G:否定文 興味のある対象としてメタ言語的否定と前提抹消的否定がある。 メタ言語的否定:従来の文法用法にあわない言語使用について否定する(言い回しのおかしさ、いい間違いなど) 前提抹消的否定:命題の前提を否定する。 ○メタ言語的否定とは、言語形式…

語用論まとめ4

3章:関連性理論の言語学での位置 A:ムード 命令文や願望文といった言語形式(日本語は主に助詞で表現)には法と呼ばれる話者態度が影響している。 ここで、法を命題態度(表現されている命題についての態度)とすることで法にまつわる様々な言語形式に説明が…

語用論まとめ3

F:意味確定度不十分性 人は意味確定度不十分な発話をする。 ○なぜか? 相手の推論能力に頼っているから。 ○意味確定度十分な発話(理想文)は存在するのか? しない。 ○概念的符号化と手続き的符号化 概念的符号化は名詞のようにその符号の背後の意味が「概…

語用論まとめ2

D:関連性の原理II 「すべての顕示的伝達行為は、それ自身が最適な関連性を持つことを当然視している旨を伝達している。」 最適の関連性の当然視: [1]顕示的刺激は受け手がそれをプロセスする努力を払うに値するだけの関連性を持っている。 [2]顕示的刺激は…

語用論まとめ

「語用論への招待」を読んだ個人的まとめ。色々間違っているかもしれません。例は自分で考えてみた。 1章 A:概略 言葉の意味とは何か?という問いに対して3つの意味を提案する。 [1]解釈的意味:語用論の対象にしない、文そのものの意味。「お金が足りない。…

回帰分析[2]

回帰分析の理屈は最小二乗法に基づく。しかしながら、幾何学的な解釈もできたりするらしい。(幾何学をわかってない人間が言えることでは・・) そこで、まず三角形を基点に最小二乗とはどういうことなのか、というのを考えてみる。 ◎三角形が直角三角形であ…

回帰分析[1]

回帰分析法はどの分野でも使われる手法で、その基本的な考え方はとても重要だ。 回帰分析の例今回はデータをでっち上げた。本来は実際のデータで実験したほうがよいのだろうが、結果の考察に便利なので作り物のデータで行こう。 視力のデータ: { 1, 0.5, 0.1…

相関係数・COS類似度

(1)COS類似度 文章の類似度を測る尺度としてCOS類似度がある。クラスタリングの素性だとかに使われるようで、簡単な式で算出できるのでとっても便利である。 具体例で考えてみる。 文書x:「私は本格的に頭の悪い生徒です。」 文書y:「私は本当に頭の良い…

Stirlingの公式[5]

(6)まとめ取りあえず纏めておこう。 まず、n!は評価が難しいので対数に直して評価してみるのだった。 しかし、正確に積分を行うと1/2の範囲でやるため、式がややこしくなった。これが最後に+1/2が指数に出てくる理由となる。 積分で出てくる誤差も一応は…

Stirlingの公式[4]

(4)誤差を含めて前に書いたとおり、δの評価は(自分にとって)難しい。時間があるときにやることにした。(俺流なやり方でやってみたが合ってる気がしない・・)さて、δnはnが無限のときある値に収束する。(後で計算してみる。)つまり、 であり、ミュー…

Stirlingの公式[3]

(4)δの評価δは誤差であった。このとき誤差は以下の図のようになる。 n番目の誤差δは次のようになる。 誤差の評価は一筋縄ではいかないようなのでまた。

Stirlingの公式[2]

続き。(3)log(n) 目的はlogn!を計算することだった。 普通に考えて ・・・(1) を計算したらいい。のだが、まず真面目に1個の項での積分を考えて、 とする。計算したい箇所の周囲1/2の範囲を計算する、という寸法。直感的。例えばx=6のとき(log6)を計算す…

Stirlingの公式[1]

Stirlingの公式 解析概論から普段気になるn!について。にしてもこの本難しい・・。 例:n=6のとき (=は≒で読み替える。windows電卓で適当な桁まで読んで後ろの桁はすっ飛ばした。正確に計算することは目的じゃない。という言い訳。) 全部かけると705くらいで…

メモ帳

個人的なメモ帳です。 本メモ帳を信頼することは危険なのでやめましょう。 図にはペイントを使いますので、見た目最悪ですが、ご容赦願います。